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日記超。-改・弐-

  : 

自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023May23Tue

たい焼きを求めた往路、復路はジャンクなラーメンで〆。 

当初、週間天気予報では週末の降水確率は土曜日曜共に50%だったと記憶している。
それがいつの間にか40%になり、土曜の日中に確認してみたらなんと20%にまで落ち込んでいた。
コレは”日曜日は遠出をしたまえ。”という天の思し召しと解釈し、心踊らせながらルートの検討。
候補は三つ。
1.先だってマイミクずんずん女史のコメントで思い出した『銚子電鉄観音駅』のたい焼きを食す。…300km
2.『あの花』終了、メンマ成仏記念の【聖地(笑)巡り】を兼ねた秩父の蕎麦店『はしば』攻略。…250㎞
3.三崎口『まるい食堂』のぶ厚いカツが乗ったカツ丼を頂く。…160km

まぁ、『あの花』自体、途中二回ほどと最終回の後半を偶然観て”あ~~~、舞台が秩父だ、これ。”とか思っただけなのでいわゆる『聖地巡り』をするほどハマっていた訳ではない、断片的に見た限りでは面白かったけど念のため。

土曜日、休日出勤の帰り道にいつものNASスポーツクラブに立ち寄り、取り敢えずタイムやフォームを度外視でひたすら3,000m泳いでみた。
タイムはまぁそれなりで500mを13分といったところ。
それでも半年前と比較すれば2分も詰まってた。
低いレベルからのスタートは伸び代が大きいのでモチベーションはいやでも上がる。www
スタミナ的にはもうちょい泳げそうだったけれど、『はつかいち』に向けてあれこれ買い足したいものがあったので早めに切り上げY'sのR1環八店に立ち寄って帰宅。
早めに帰宅した割には色々やらなきゃならんことが重なっていて気がつけば日が改まらんとする時刻。
地上波のTVがどの局も面白く無いのでCATVに換えたら『戦国BASARA弐』一挙12話放映とかいう企画があってついつい見入る。色々面白かったけれどさすがに2時を回る頃に視聴を断念して就寝。
目覚めた時刻で1~3いずれかの目的地にするか決めようと思っていたら起きてみたら5時前だったりするし。
再びTVの電源を入れたら『戦国BASARA弐』が続いていて軽く笑った。
朝食をしたため、あと30分付き合えば最終回というタイミングで出発。
行き先は折角なので『1』のたい焼きという事に。
2~3時間ほどしか寝ていない割には快調にスタート。
まずは第一京浜国道(R15)を北上。
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大森警察署前交差点付近
走りながら撮影してみたら(←道交法的にNGです、ごめんなさい。)意外なほどスピード感がある画像になったので軽く驚き。

気分良く走っていたのもつかの間、スタートしてからほんの30分ほど、第一京浜から海岸通りに移って天王洲を越えた辺りからとんでもなく強烈な睡魔に襲われる。
走行中、目の前の前輪が二本に見えるほどで自分自身が知覚できるほど蛇行もしていた。
スタートからたった30分ほどではあったけれど、そのまま海岸通り沿いにある公園のベンチで横になって小一時間程仮眠。
この辺はブルベで培った経験と、かつてその公園のすぐ近所に本社があってしょっちゅう仕事を抜けだしては一服していた事から充分仮眠可能と判断した。
小一時間という時間は勿体無かったが、今回はPCがある訳でもない個人的なロングライドだから安全最優先で。
やっぱり経験って大事。
ブルベでも安全最優先なのはかわり無いけれど、仮眠を取るに当たってタイマーセットとかしていなかったという点が違うという意味なので念のため。

仮眠後はそれなりに順調に千葉県入りし、なるべくブルベっぽい裏道を使ってみようと選択した東関道側道なんかを走りつつ九十九里浜不動海岸に到着。
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不動海岸
去年開催された『波のりTT』に想いを馳せつつ。
まずは今回の目的地、『銚子電鉄 観音駅』を目指して頂く。
途中、『九十九里飯岡自転車道』を走行してみたけれど、ところどころ陥没して道自体が存在しなかった

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九十九里飯岡自転車道
金属製の柵が倒されているので津波被害の威力がいやでも知れようものだが、そもそもこの金属製柵そのものは海岸の自転車道沿いにすっと連なっていたもので、今目の前にあるのは辛うじて流されなかった一部分なのだと思うと自然の持つ圧倒的な力に対しての人間の無力さを改めて思い知らされたような感慨がある。
陥没した道路とか、上屋が流されてしまって基礎だけが残っている民家とか、震災当時の被害の甚大さを露骨に示している風景はあったけれど、何となく素人が軽々しく撮影に手を出すような分野では無いのだろう、と思い画像はなし。

色々考えさせられつつ、そうこうする内に目的地の銚子電鉄観音駅に到着。
皮は肉厚ではあるもののタップリとあんの詰まったたい焼きを一枚頂く。
¥90-というリーズナブルな価格も嬉しい。
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銚子電鉄 観音駅

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観音駅を発着する車両

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去りゆく車両を後方から、線路がカクカクと曲がっているところがご愛嬌。

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肉厚のたい焼き 懐かしい味わい。

観音駅を発着する電車を見送り一路銚子電鉄終点の外川駅へ。
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昨年9月に営業運転を終了した『デハ801形』
デーハーなヤヲイって…。

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銚子電鉄終点 外川駅にて現役車両と退役車両のツーショット

外川駅を過ぎ、長崎鼻から屏風ヶ浦を経由し『銚子ドーバーライン』という恥ずかしいネーミングの道を通ってR126に合流。
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長崎鼻 荒れた海。
※長崎鼻には『突き出した場所』という意味があるので日本全国にある
…と高校の修学旅行で教わったことを思い出したのは先日の同窓会の影響かも(笑

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霧が立ち込める漁村というとお約束のようにジョン・カーペンター監督、カート・ラッセル主演の傑作B旧映画『ザ・フォッグ』を思い出す。
だがリメイク版、てめぇは駄目だ!オチが”なんのこっちゃ?”なんだもん。

このあたりでアクシデント発生。
予備電源を持参し忘れてGPSが電池切れの為にダウン。
往復300km程度だからと甘く見たのが敗因。
コースのナビをさせたら結構な勢いで消耗するのを忘れていた。
更にコレは後日ではあるけれどedge800は使用中に電池切れを起こしてダウンすると、その後しばらくは電源を入れてもホワイトアウトしたりまともに充電できなかったリ、やたらと拗ねることが判明した。
時間が経つとその辺は自然に解消されたが。

11062718.jpg
屏風ヶ浦
コレも結構あちこちにある地名だよな…。

R126からR14を経由し都内へ。
船堀街道→葛西橋通り→永代橋通り→鍛冶橋通り→昭和通り→海岸通り→第一京浜
というルートで帰宅。
若干ルートにムダが見られるが、GPSも死んでしまった状況なので自身の記憶のみを頼りに走行するしか無く、その辺の非効率さは致し方のないところ。
GPSに頼りっきりというのももしもの時が非常に心もとないし、そもそもフェイルセーフ的な発想で行けばポケットマップ的なアナログ媒体の地図の併用も必要なのかと思う。

千葉市内で結構な雨に降られつつも西に向かうにつれて雨脚が弱まり、船橋あたりから西は再び雨が落ちてこないエリアに入ったようだ。
それなりに順調に進み、都県境を過ぎて都内に入ってしばらくするとぼちぼち空腹感を覚えてきた。
折角なので第一京浜沿い、大森の『暖々』でジャンクなラーメンを食すことに決め、道中いくつか心惹かれる店構えのラーメン屋があったもののスルーして目的地の『暖々』に到着
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中盛りラーメンに刻みチャーシューと味玉をトッピング。
更にヤサイ増し+にんにく。
普段から比べると結構な贅沢をしている(笑

往復で300㎞超というそこそこ長く激しい(?)距離を走るに当たって一向にその影響を感じさせない頑丈極まりないツクリをしている消化器系を持って生まれたことは果たして幸せなのか不幸せなのか。
頑張って消費しても頑張って摂取してくれるからなあ…。
何だかんだと紆余曲折があった後、22時頃には無事帰着。
普通に『日帰り圏内』なのではなかろうか。

GPSが死んでしまったこともあり、帰宅後に往路・復路とも自分の記憶にあるルートをフォローしていてふと。
やっぱりこういう走行プランというのはきちんと記録して必要に応じて公開するのが良いのだろうなあ と。
自分なりに記録を残し、将来的な資料として使われたりすると書いた本人的には非常に嬉しい。

思った以上にこちらに要求される【M度】はそれほど高くない。
距離の割にほとんど起伏のないコースだったからだろう。
富里とか印西の方を回るコースにしてみたら或いはもうちょい【M度】は上がるかも知れないwww
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2023May23Tue

同窓会からのカレーうどんからの峠越え。 

土曜日は高校の同窓会でした。
ほぼみんな四半世紀振りに逢う面々だったので(一部、主に立場上の関係でネット上で顔も名前も流れている人もいましたが)おっかなびっくりで出席してみたら何のことはない。みんなやっぱりみんなだった(笑)
いや、それはそれとして
わたしが近況報告で立ち上がって話し始めたらあちこちから”お前痩せたよな?”のコール。
いやいや、高校卒業時点から比較したら10kg近く肥えているんですが、わたし。
お前らどんだけ俺がデブだった印象持って四半世紀過ごしていたんだよ!?
楽しく盛り上がり、同窓会会場最寄り駅の神田で電車に乗ったのが23時頃だったはず。
神田から山手線に乗り、品川に向かったものの気が付けばそこは渋谷
京急の終電に間に合うか間に合わないかぎりぎりのところで内回りに乗り換え、どうにかこうにかギリギリ最終の普通京急川崎行に乗り込んだら普通に京急川崎で目が覚め。
まぁ、渋谷は想定外だったけれど京急川崎はそれなりに想定の範囲内だったので自宅に向かって歩く。
砂子の交差点のところにある神戸らんぷ亭でついうっかり【ねぎ塩牛丼】をオーダーしてしまうのは心の弱さに他ならない。

っつーか、日常生活を送る上で神戸らんぷ亭の店舗がわたしの認識できる範囲に全くないのが一番の問題で。
偏見に満ち満ちたわたし的牛丼チェーンヒエラルキーは
なか卯>神戸らんぷ亭>松屋≧吉野家≧すき家だったりする。
※勿論異論は認めるけれど、あくまでもわたしの主観なのである

明けて日曜日。
結構な勢いで前夜のアルコールが未代謝の状態で体内を巡っている感覚と共に目覚め。
折角薬局勤めの同窓生がウ●ンの力他のドリンク剤を差し入れてくれたのに、ただ単に持って帰ってしまっただけでは役に立つはずもなく。
そんなこんなでアルコールも炭水化物もいい具合に過剰摂取してしまった翌日はしっかり余分なモノを消化してしまおうと、軽く多摩川CR往復を思い至った。
ここ半年ばかりわたし的には【多摩川CR走行=東青梅根岸屋でカレーうどん】というパターンがほぼ確立している。
大して食欲も湧かず、水を飲んだりTVを眺めたりしてダラダラ過ごした後、9時半頃に出発。
根岸屋までは60km弱の道のりだから2時間半程で丁度正午頃には到着できる。
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『いつもの』出発地点である緑地公園管理事務所前
欲を言えばもうちょい青空成分が欲しいところだったけれど、先週の日産カップで日焼けした跡が剥け始めている状態なのであんまり肌にふたんをかけるのもよろしくなかろう。
当然ながら長袖ジャージ着用でスタート、大汗かいたけど。

日曜午前の遅い時間帯。
予想通り散歩者やジョガーで溢れていたのでガス橋から多摩川右岸に渡って多摩沿線道路を是政橋までひたすら走行、最近はすっかりこのパターンで走っている。
悪評高い調布の段差部分を通らなくて良いのでストレスが少ない。
あの区間は飛び出してくる野球少年が多いので段差がなかったとしてもストレス溜まるし。
前夜のアルコールを燃料に順調に、軽快に走行して羽村取水堰に到着したのは正午前。
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前日の雨で若干水量が多かった羽村取水堰

そのまままっすぐ根岸屋に向かっても良かったのだけれど、何となく気が向いたので阿蘇神社へお参りに。
普段は北側の裏参道から行くのだけれど、今回は何となく水上公園通りから表参道のダートを通ってみることに。
特に予定のないときは気の向くまま動くのが吉。
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こちらの参道からアクセスするのは初めてだったりする。

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ひとまず道中の安全を祈願しておいとま。
前夜は仏教系高校の同窓会に顔を出して痛飲し、明けて日曜日には神社にお参りする。
典型的な日本人の姿ではないかwww

そんなこんなで第一かつ唯一だった目的地の【根岸屋】に到着。
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『もりカレーうどん特々盛り』を頼んでみたら、見た目軽い感じだったのに結構重くて驚く。
前日摂取したものを消化するつもりで走ったのに結構な勢いで食ってしまったのでそのまま折り返して帰るのがはばかられた。
とはいえ結構な量が胃袋に収納されているので奥多摩周遊道路まで足を延ばすのもまたはばかられたので折衷案(?)として秋川街道⇒高尾街道⇒浅川CR⇒多摩川CRのルートで帰ろうと思い立って秋川街道を南下。
そういえばこの道は学生時代に何度となく単車で通った峠道。
やたらと勾配きつくて見通しの悪い道のクセに西東京バスの路線便が通っていたよなあ…なんてなことを思っていたのだけれど、当時通った覚えのないトンネルを抜けてしまってから記憶にある道が旧道なのだと思い至った。
振り返ってみたら旧道は通行止めっぽかったから無理に旧道走らなくて正解だったのだけれど、思い出の地を失ってしまったかのような喪失感を味わう。
時はとどまらずに流れてしまうものなのですねえ、しみじみ。

秋川街道から高尾街道へ。
このまままっすぐ進めば陵南公園の西側の『浅川CR起点』に辿りつける。
そんな時に信号待ちでふと目に入ったのが『陣馬街道』の四文字。
そういえば大学時代八王子で過ごしていたのに陣馬山には一度も言ったことが無かったし、陣馬街道の和田峠といえばチャリ関連のサイトやブログ、掲示板で頻繁に目にする名前だ。
時間に余裕もあることだし話のタネに一度通ってみよう…と、進路を右に切ったのが運の尽き。
峠道を走るなら事前にレビューくらい目を通しておこうぜ、俺。
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のどかな田舎風景。
こっちの方は板塀が目立つ。
わたし自身、建築業界の端っこに籍をおいているけれど、現代の住宅建築のつまらなさはどうにかならんものかと。

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陣馬高原下バス停を過ぎたところを上から。
ここから先は大型車通行不可で、和田峠のスタート地点となるらしい。

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北浅川の源流付近。
ココで撮影して以降、脚を着かずに走り切ったのでシャシンなし。
陣馬高原下バス停まではひたすら緩やかな登り坂で、左手には常に北浅川のせせらぎが涼し気な音を漂いわせていて”気持ちいい道だなあ♪”なんてな事をのんきに考えつつ走っていたのです。
んが、陣馬高原下バス停を過ぎて後、とんでもない急勾配な坂道がひたすら続き、常に立ち漕ぎしていないと失速しそうな勢い。
それまで名前を目にしてもきちんと調べなかった報いといえばそこで終わってしまう話ではあるけれど、帰宅してから和田峠に関して調べてみたら17~8%の勾配が4km弱続く関東でも五指に入る急坂としてその筋の変態さんたちに認知されえているそうではないですか。
ひぃひぃ言いながら立ち漕ぎしていると、時折陣馬山からの下山客の集団が。
多くはそれなりにお年を召した団体さんでしたが、わたしの表情がよほどしんどそうに見えたのだろう、どの集団の方々も皆一様にすれ違い様”頑張ってくださいねえ♪”声を掛けて下さった。
結構ああいうのって励みになるね、宇都宮のBRM600で白布峠を登っているときに白いランクルを運転していたおっちゃんに励まされて気分良く登れたのを思い出した。
急勾配な登りで前日雨降りのお陰で濡れた路面。
時折道を横切るグレーチング部分を通過する際、後輪が空転して肝を冷やしたのは二度や三度ではない。
登りの際にはとにかく前輪に荷重がかかるようにポジション移動しなきゃならんと学習。
【はつかいちみやじまトラ】のバイクパートにはまるで崖に見えるような直登りがあるそうなので、こういうきつい登りは練習には好適なのかもしれない。
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どうにかこうにか峠克服。
一部で道幅一杯使った蛇行とかしましたけれど、まぁそこはそれ。
和田峠の峠の茶屋で小休止。
東京側からも神奈川側からも急勾配な峠の売店なのに500mlペットボトルのコーラが¥150というまさかの良心価格。

峠を越えた下りはさぞ気持ちの良いダウンヒルだろうかと思いきや
路面は濡れてるわ道幅狭いわブラインドコーナーばっかりだわ登ってくる車多いわ…で、不完全燃焼。
まぁ、濡れた路面でコーナーに突っ込むのに速度が思ったように落ちてくれないときの心臓の痛さといったら。
それでもしばらく下るとそれなりに速度が出せるような道になったけれど。
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この辺は『日本の郷百選』に選定されているのだとか。

そこそこ気分の良いダウンヒルを軽快(?)にこなし、藤野の駅近傍からR20に合流。
大垂水峠を神奈川側から攻略です。
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キツさの比較で言ったら和田峠が圧勝。
距離が長い割には勾配がそんなにきつくないからなあ。
学生時代に単車で走り抜けた時はあんなに楽しかったのに(←当たり前だ汗)

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高尾付近から浅川CRに合流
日曜なので若干人が多いものの特に問題は無さそう。
浅川CRはまだ人が少ないからなんとかなっているような。。。。
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【府中四谷橋】
前にも書いたはずだけれど、多摩川に架かる橋で一番美しいとわたしは思っている。
ここから多摩川CRに合流し、往路と逆に是政橋からガス橋まで右岸を、ガス橋からは左岸を走って明るいうちに帰着。
すっかり日が長くなりましたね。
すっかり疲弊しきって出発点に到着…と思いきや、体力があまり過ぎてて困るwww


土曜日の走行記録。
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2023May23Tue

日産カップ 

Kanagawa スリーエフシリーズ2011
第25回 日産カップ神奈川トライアスロン大会
2011年6月12日開催

5月に開催予定でわたしもエントリーしていたトライアスロン世界選手権シリーズ横浜大会】が諸般の事情で秋に延期になり、わたしにとって今年初めてのトライアスロン大会となった今回。
まぁ『今年初めて』も確かに間違いではないけれど、そもそも『人生初トラ』が去年8月の手賀沼大会だったのだから『今年』という括りににあんまり大きな意味はないとは思う。
去年最後の大会が9月12日の波崎(※10月10日、雨の中の江戸前トライアスロンをすっかり忘れてた)だったので実に8ヶ月ぶりのトライアスロン大会となる。
基本、夏場限定だから沖縄とか海外とかに遠征しない限り必然的にこれだけ期間が空きますわな。

今年に入ってチャリのロングライドにどっぷりハマってしまって水泳練習がおろそかになりがちで
若干の(?)不安を抱えつつの参戦。
最初のスイムでタイムオーバーしてDNFという可能性を危惧したのだけれどこの大会は水泳の制限時間が長い(=60分)なのでなんぼ泳ぎが不得手なわたしでもそれほど心配しなくてもDNFを食らう事はなさそう。
勿論、故障等のアクシデントがなければ…の話ではあるけれど。

つとめて深酒をしないように心掛け、早めに床に就いたお陰で目覚めは爽やかに5時。
週間天気予報では『土日は雨』と言っていたし前夜にも雨がぱらついていたので若干心配していたけれど、見事に雨が上がって雲の切れ間から日が覗くような好天。
早起きは三文の得とはよく言ったものだwww
まあ、平日と変わらない時間に目を覚ました休日だったというだけで特に早起きした訳でも無い。
のんびりと朝食をしたため、6時半頃出発、目的地の日産自動車追浜工場までは35~6kmといったところで1時間半程で到着できる距離。
次回エントリー予定の日米親善大会(@在日米軍厚木基地)も40km程の距離だし東扇島は15kmほどしか無い。
スリーエフシリーズのトラはどこも自走できる会場なのが嬉しい。
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久しぶりにDHバーを取り付けました。

予想通り横浜中心部を抜ける際にあちこちで信号に引っかかって思うように速度を上げられなかったけれど概ね予定通りの8時10分頃受付完了、あちこちをうろつく。
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選手がセッティング中の【トランジションエリア】

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スイムエリア。奥に見えるのは『横須賀市リサイクルプラザアイクル』なる建物。

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海自の基地があるので護衛艦が出たり入ったり。

9時から開会式と競技説明会、オープニングイベントのチアリーディングがあったりしてお祭り気分が高まる。
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神奈川トライアスロンでは定番なのだそうである。
翔んだり跳ねたり感心させられます、あのくらい体力あったらなあ…。

元々配布されていた資料では一般エントリー者のスタートは11:30だったはずなのに10:21分(第二W)に変更。
受付終了からスタートまで時間が長いと感じていたのでありがたいといえば言えるのだけれど
事前アナウンスよりも一時間以上スケジュールが早まるってどうなのよ?

スタート前の入水チェックアナウンスなんかも少なめで
よく言えば選手の主体性に委ねた、悪く言えばケア不足な運営。
ウェーブスタートなのは分かるけれど、”第一ウェーブの人!”と呼ばれても自分自身が第何ウェーブなのか把握出来ていない選手が多すぎて軽く混乱。
競技説明をきちんと聞いていないほうが勿論悪いのだけれど、せめてウェーブとスイムキャップの色の相関をきちんとアナウンスしつつ誘導した方が良かったのではないかと。
(今回は水色=第一、白=第二、桃色=第三だった)

スイムは水に入って立ち泳ぎからスタートのフローティングスタートスタイルで、桟橋に立ち入ると人数確認の関係から後戻りできないとあってみんな躊躇して桟橋に脚を踏み入れたがらない。
そんな中数人が桟橋に渡ってウォームアップスイムを始めていた、今回10名いる選手権参戦者。
何となく眺めていたらそこには見覚えのある顔が。
先日平塚のオーシャンスイム教室で教えていただいたNコーチではないですか。
せっかくなのでじっくりレースを眺めたいところではあったけれど、選手権⇒一般第一W⇒一般第三W(わたしはココ)⇒一般第二W の順で五分間隔のスタートなのでさすがにそんな余裕が無かったのが残念。

そんなこんなでレーススタート。
スタート時点で気温は24℃、水温20℃。
入水直後は結構な冷たさに感じたけれど、五分も水中でもがいていたらそれほど気にならなくなった。
号砲(というのか?”ファァァァァァン”という汽笛のような音)と共にスタート。
たった一回ではあったけれど、オーシャンスイム教室に参加した効果は確かに色々あって
思った以上にすんなり泳げてびっくりした。
タイム自体はいつも通りでビックリする要素なんか皆無だったけれど。
今までスプリントだろうがショートだろうが、呼吸を落ち着かせるために必ず背泳ぎする時間があったのだけれど、今回はプイ位置の確認で立ち泳ぎや平泳ぎをしたものの、背泳ぎすること無く完泳。
ほんの些細なことで体力の消耗を抑えることができるのだなあ。

スイムを終えてバイクパートに移行。
ペダルにシューズを固定した状態で乗り込むやり方を試してみようと毎回思うけれど、毎回練習ができずに断念、コレは今回も変わらず。
日産追浜工場敷地内を移動して、工場内のテストコースを走る。
失敗した。
トップチューブバッグにデジカメ入れて走れば良かった、滅多に立ち入れる場所じゃないんだし。
テストコースを走るのは楽しかったけれど、工場敷地内は結構路面が荒れている上に鋭角な曲がり角が幾つかあったりして若干ストレス。
それでもサイコン読みで平均32km/h程度で走れたので満足。目標は【30㎞/h以上】だったし。
ブルベを経験するとオリンピックディスタンスのバイクパート40kmが本当に軽く感じられるようになる。
元々は将来目標にしている佐渡Aコース対策の為に始めたと言っても過言では無いブルベだけれど、地力は間違いなく付きますわな。

ランは一周3.33kmのコースを三周。
折り返しのたびに輪ゴムを貰って腕にはめ、五本集めるのが今回のクエストwww
今回、とにかく走り込み不足が半端無く、非常に心配していたパートではあったけれど、案外すんなり走れてひと安心。
膝の具合もさほど悪化したようには感じないし。

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ゴール後、名物(?)の『追浜カレー』を頂く。
神奈川スリーエフシリーズは参加者に振舞われる昼食がそこそこ良いものなので人気があったりするとも聞く。
因みに厚木基地で開催される【日米親善大会】ではステーキ弁当が出るらしい(笑

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会場を後にする前に一枚。
来年もまたよろしくwww
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2023May23Tue

BRM604宇都宮600km(復路)-2/2 

2011.06.06 Mon 19:44  -edit-

【PC7⇒PC8(466.6km)】 7:28着←CLOSE時刻=7:08

PC7に到着するとAJ宇都宮のスタッフさんが待機していた。
ここは有人PCなのでレシートは必要ないけれど、やっぱりなんかかんか買ってしまうもので。
ふと見ると新聞紙にくるまって横たわっている人が若干一名。
”いやぁ、さすがに600ともなるとこういうツワモノがいるんだなあ。”と感心していたら
何度か出くわしていたAJ西東京の運営スタッフ女史でした。
さすがにフランスまで行ってチャリを転がしてこようなんてなことを考える人は色々とスケールが違うw

あまり時間のマージンがなかったので長居をせず先を急ぐ。
が、せっかく急いででた割には再び睡魔に襲われるハメに陥り
道端で軽く寝ようと思ってスピードダウンしてみたらすぐ脇が墓地。
こんなところで寝入ってしまったらどこかに連れて行かれかねないのでしばらく先に移動し、崖の法面にチャリを立てかけ、自分も背中を預けて脚を放り出す。
携帯のタイマーはやはり15分後。
今度は携帯の鳴動で目を覚ます。
ものすごく身体が軽くなり、脳内の靄が晴れたような気分になってやはりたかが15分、されど15分ということを実感。
再び走り始め、猪苗代湖畔東岸を走っていると往路と同様AJ宮城の参加者たち数人とすれ違う。
お互い寝不足でテンションがムダに高くなっているのだろう、手を大きく振り回し”おはよう!”とか”おつかれ!”とか大声でエールを交わし合う。
11060631.jpg
猪苗代湖手前で顔をのぞかせた朝日。
昨日もこんな感じの夜明けで日中はひどく暑かったので嫌な予感。

大したアップダウンも無く順調に進んでいて、”これなら時間マージンの上積みもできそうだ。”なんて軽いことを考えつつ進んでいたわたしの目の前に立ちはだかったのは斜度12%の急坂『鳳坂峠』
7km弱の距離で400m以上を登り切らなければならない非常に過酷な登り坂。
”復路にこんな坂組み込むなんて変態もいいトコだ!”と、心のなかでAJ宇都宮のコース設定担当に毒づく。
いやはや、いわれなき批判(心の中だけだったけれど)ホント、ごめんなさい。


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それでも嫌いな坂に負けてしまうわけには行かない。
頂上付近のつづら折りを登っているときには本気でべそかきそうになったものの、どうにかこうにか無着地で頂に到着し、記念に一枚。
ブルベカードを開いて制限時間を確認する。
もう時間がない!
慌てて坂を下るが一向にそれらしいコンビ二が現れない。
不審に感じて改めてコマ地図を確認してみたら、鳳坂峠に向かうために右折した交差点は曲がらずに直進するだけで良かったことに気がついた。
信号で右折する前にわざわざコマ地図を開いて確認したのに何でこんな単純ミスをやらかすのか?
睡眠不足のせいだと思いたい。他に要因があって、根本的に頭が悪いとかだったら嫌だもん。
それにしても心で半べそになりながら時には声を出して自分を激励して登った坂道が全然的外れだったとは…まさに『無駄足』

幸いにも緩い傾斜の折り返しを登り直して最高地点に到着したところで7:00丁度。
どんなに急いでも8分でPC8には到着できないのでスタッフにDNFになる旨を連絡し、最後までコースを辿ることも併せて連絡。
どのみち車を置きっぱなしにしているからスタート地点まで戻らなきゃならんし。
クローズ時刻を20分回ったPC8にはさすがにもう誰もおらず、ちょっとさみしい気持ちを味わう。
買い物の会計の際、お店の人はクローズ時間とかご存じないので普通にわたしが他の参加者同様なのだと思って”頑張って下さい”と声を掛けてくれたりしたので寂しさひとしお。

【PC8⇒PC9(512.5km)】 9:47着

こうなったら後は適当に流して観光をして…とも思ったけれど、それなりにしっかり走ったとしたらどのくらい時間がかかるのかということも今後のために知っておきたかったのであまりのんびりし過ぎることはせずに進む。
とはいえ時間に縛られない心のゆとりができたのも確か。

PC9に到着したとき、入れ違いで二人組が出発するところだった。
ブルベカードを確認したら再び時間マージンが生じていて30分ほどだった。
返す返すも鳳坂峠のミスが惜しい。

小腹が減ったので何か食べようかと思ったけれどコンビニ内にはわたしが欲しいと思ったものがひとつもなく、そこはかとなく寂しい思いを味わう。

【PC9⇒PC10(555.7km)】 12:23着

茨城県北西部を南下。
鮎漁が解禁されて釣り客で賑わっていた矢祭山駅前のお店で『ちたけ蕎麦』を頂く
11060634.jpg
JR水郡線 矢祭山駅駅舎

 11060635.jpg
ちたけ蕎麦
炒めた茄子とチタケ(チチタケ)が乗ったお蕎麦。
栃木、茨城の県境付近では結構ポピュラー。

矢祭山から下ったあたりは『袋田の滝』を眺めるために良く訪れるところだ。
久しぶりに眺めたい気分満々だったのだけれど、時間に余裕があってもさすがに袋田の滝までは寄り道できそうにないので諦める。
往復で20km程もあるのでなんぼDNF、しかも月曜日は年休と言ってもさすがにそこまで身体に無理を強いるわけにも行かない。
淡々とペダルを踏み、クランクを回し、淡々と進む。
この区間もアップダウンが多く、かなり消耗する。
やっぱりSだろ、スタッフ。

【PC10⇒ゴール(603.1km)】 15:15着

いよいよ最後のPC。
AJ宇都宮のスタッフ氏二名が待機。
当然ながらわたしが最後尾らしい。

軽く雑談中にミスコースでDNFだという話をしたら
”ああ、坂を登っちゃった人ですね、坂に愛されちゃってますねえ。”
冗談ではないwww(←割とマジで)

”残念でしたけれど、ここからはもうゴールするだけですからね、頑張って下さい。
あ、山岳地域抜けてほっとしていると、結構アップダウンきついんで大変ですよ。”


いや、冗談抜きできつかった。
ミスコースのお陰で既に600km近く走っていて乳酸の溜まったわたしの脚には大層なダメージになりましたよ、ええ。
やっぱりSだろ、スタッフ。www

どうにかこうにか無事ゴール地点に帰着。
時刻は規定の16時をなんとかクリアの15:15。
結局PC8以外全てのチェックは規定時間内でまとまっているので非常に残念ではあるけれど、コレもブルベ
ゴール受付の建物入口付近でまたもAJ西東京の運営女史と遭遇し、PC8のみタイムアウトしてしまった旨を告げると”勿体無い、でも心のなかでは充分完走を誇れますよ。”的なことをおっしゃってくれた。
ありがとうございます。
来年、西東京主催のBRMに参加できたら宜しくお願いいたします。

汗まみれでドロドロだったのでそのまま近所の温泉へ。
宇都宮に滞在して仕事をしていたときに源泉かけ流しなのが気に入ってしょっちゅう通っていた『ただおみ温泉』に立ち寄りのんびり温まり、一旦宇都宮市街に入って『みんみん』で焼き・揚げ・水三種の餃子を頂く。
眠眠打破にお世話になりっぱなしの二日間の〆を餃子のみんみんでとか思った割には帰りの高速で居眠り運転をしかけ、慌ててPAで仮眠を取って更に眠眠打破打破を服用したという間抜けなオチが付く。
土日の二日間で実に5本も服用したのだが、胃腸の具合も特に悪くなく改めて自分の健康具合がありがたいと感じた週末でもあった。


最後に、運営にあたってくださったAJ宇都宮の皆様、ありがとうございました。
機会があったらまた参加させて下さい。
出来ればおんなじコースをリベンジの方向で。

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2023May23Tue

BRM604宇都宮600km(復路)-1/2 

2011.06.06 Mon 17:58  -edit-

今回の折り返し点でもあるPC5『最上川ふるさと公園センターハウス』に到着したのはゴール手前で交通事故を目撃したりしながら16時過ぎ(正式には16:02)のこと。
ほぼ同時に途中から一緒になった男女お二人も一緒で計三人。
タイヤ径の小さなクロモリロードに乗った女性のほうは往路でも復路でも至る所で出くわした。
追い越したはずなのに気が付いたら再びわたしが進む先にいらっしゃる。
お互い撮影や寄り道などを含めたペースが近いのだろう。
最終のゴールもほとんど変わらなかったし。
お名前は伺い忘れたけれど、AJ西東京で運営をなさっているそうなので今年は山中湖を仕事でDNSしちゃったけれどそのうち出くわすこともあるでしょう。
そういえばフランスでPBPを走るのだそうで。
頑張って欲しいものです。

復路に取り掛かる前にひとまず仮眠をどうしようかと考えてみた。
なにせ金曜日はよりによって早出勤務だったのでただでさえ寝不足だった上にスタート前も仮眠が取れなかったし。
センターハウス内のベンチで寝転んで仮眠する手もあったのかも知れないけれど、小さな子供も行き交うような場所で汗臭いおっさんがベンチに寝転がっていては体裁悪かろうて。
っていうか、そもそも寝転んだりしていい場所かどうか分からなかったし。
レスキューシート持参なのでひとまず走りだしてから道端のベンチで寝れば良いか…と、ロクでもないことを考えつつ出発しようと思ったけれど、丁度都合よくそこに日帰り温泉施設の『湯~ちぇりー』なるものが。
温泉に浸かって休憩スペースで寝転がれば丁度良い仮眠時間の確保ができる。
ただひとつ残念だったのは今回、ドロップバッグ(予め定められたPCに荷物を運ぶサービス。主にスタートで主催者に預けて中間地点で引き取り、再び預けてゴールで回収となることが多い)がPC5での受け渡しではなかったので活用せず、風呂上りに自分の汗にまみれたウェアを再び着用しなければならなくなったこと。
これだけは正直しんどかった。

風呂上りにマッサージを受ければ間違いなく途中で熟睡する。
経験上、そう判断して最も時間の長い(80分)マッサージを頼んで入浴。
眠眠打破は効き目があるが切れたときの反動も結構大きい。
むしろその反動を活用して短時間で深い睡眠を得ようと目論んだのだが微妙に外したっぽい。
疲れていても、風呂上りでも、シラフじゃ寝ないわ、さすがに。
それなりに疲労は解消できた(ように感じた)ものの、睡眠不足解消という根本的命題からは逸れっ放しの休憩を終え、復路を漕ぎ出したのは19時近くなってからのこと。
PC5到着後、都合2時間半程浪費した計算になる。
PC5到着時に稼ぎ出した時間的マージンは約三時間半だったので、そのうち2.5時間も消費したら残りは一時間しか無い。
若干不安感を覚えつつ、それでもペダルを踏む脚はそれなりに快調に回る。

【PC5⇒PC6(349.7km)】 22:03着

時間的なマージンを結構な勢いで食い潰してしまい、若干焦り気味でペダルクランクを回す。
万が一のアクシデントが起こらないことを切に祈りつつ。
『湯~チェリー』には何人かの参加者がいたけれど、わたしが出る頃はほとんどみんな出発した後で、若い男性が一人残っていた程度だった。
再び単独行。
昨日の状況を考えると気温が低い夜間のうちに距離を稼いだほうが合理的だし丁度良い…と、後付で自分に言い訳をしつつ先を急ぐ。
道中ひたすら南よりの風が吹き、向かい風の中を進ハメに。
夕方は北風が吹いていたから”復路は楽勝♪”とか甘いことを考えていたのだけれど、気象現象を甘くみてはいけない。そもそも北風が吹いていた頃から何時間経っているんだ?と、自分で自分にダメ出し。
ひたすら一人で走っていたら何となく独り言が多くなった。
眠気予防という意味合いもあったのだけれど、何かにつけて声を出すようにしていたら、自分でも思いがけない場面で思いがけないコトバが出てきて少々驚く。
実際に、この場に書きこんで衆目に晒したくはないと思えるくらいの内容だったりするのである。
周りに人がいなくて本当に良かったwww
PC6に到着する直前、やたらと腹が減ってしまって若干イライラする。
考えてみたらPC5ではコーラ(赤ラベル)を飲んだ他には補給らしい補給をしていない。
PCのコンビニで何か買って食べるという手もあるけれど、何となく普通にラーメンが食べたくなって仕方がない。
”カップ麺ではイカンのだ、お店で出すラーメンが欲しい、切に。”
結局R287沿いの『らーめん長井バイパス店』で坦々麺と餃子、ライスを食す。
これから白布峠越えが待ち構えているというのに結構な量ではある。
っていうか、時間的なマージンが…!と、気にしている割にはこういう時間の使い方はどうなのかと。
すっかり満足して店を後にし先を急ぐ。
ところがまさかとは思ったけれど、PC6に到着する直前で雨が降り出した、それも結構な勢いで。
たった一人いた先客といくつか立ち話を交わす。
”雨具持ってきてます?”と、先客。
一応防水仕様の冬用ジャケットを持参していて防寒用としてシューズカバーも持ってきていることを伝えるとなにやら考えていた様子。
結局コンビニでカッパを買ったようである。
皮肉なことに再出発する頃にはほとんど雨も上がってしまっていたのだけれど。

PC7に向けて出発しようとしてedge800の地図案内をスタートさせようとして、PC6~PC8にかけての二区間分のコースデータが存在しないことに気が付き一瞬呆然とする。
何故か知らんけれど保存し忘れたようである。まあ原因なんか単なるうっかりミス以外にありえないとは思うけれど。
それまでバッグにしまってあったコマ地図を引っ張り出してブルベカードと一種にクリアバッグの中に。
今までもGPSが電池切れしたりデータ跳んだりしたことがあるのであせらずに走れば問題ない。
先客が走りだしたのを見て”え?そっちですか!?”と、つい声を掛ける。
改めてコマ地図を確認したら間違いなく方向はあっている。
コマ地図に記載されている交差点付近のランドマーク等がちっとも頭に入ってこないというか映像として脳内に取り込まれるのに意味との関連付けが出来ていないような感じで自分がもどかしい。
コレも寝不足の弊害なのだろうか?

【PC6⇒PC7(416.1km)】 2;58着

いよいよ『夜の白布峠越え』へ挑む。
時間的なマージンはPC6通過到着時点で一時間強しか無い。
400kmは勢いで突っ走って適当に休憩を挟めば何とかなったけれど、600kmを走るにはもうちょっと全体を見渡した休憩計画が必要なのだと実感。
今まではあまり制限時間を気にせず場当たり的に走っていただけだったのでこの辺は今後の課題。

往路とは若干異なり、丁度米沢市街を挟んで反対側の小野川温泉経由で白布峠にアプローチ。
小野川温泉周辺も結構な登り坂が長く続き、白布峠に辿り着く前に相当消耗してしまう。
途中、路上に座り込んでいたPC6の先客を見つけ声を掛けてみたら単に休憩中とのことだった。
あんなところでパンクやらその他のトラブルに見舞われたら目も当てられないしなあ…と、千葉400で、真っ暗な山道でのパンクに見舞われた忌まわしい記憶が蘇る。
消耗しつつ走っていたら更なる問題が。
とうとう、というかやっと、というか、眠眠打破の神通力に陰りが見え始め時々意識を持っていかれる感覚を味わうようになってきた。
車がほとんど通らない時間帯、場所だったから良かったものの、左右に進路がブレて非常に棄権だったので仮眠を取ることに。
丁度交差点があったので道路標識の支柱にサンちゃん(←ロードチャリの愛称w)を立てかけ、自分は信号の支柱にもたれかかって脚を歩道側に投げ出して座る。
携帯のタイマーを15分後にセットして目を閉じたらあっという間に眠りに落ちた、すげぇ。
タイマーが作動する直前、何かの気配で目が覚めた。
ふと見ると、ふたり連れのブルベライダーがなにやら話しながら遠ざかって行くところだった。
普段、酒を呑んでいる時など『一度眠ってしまったら二度と目を覚まさない漢』なんぞと言われているのが嘘のようだ。
極限に近い(大甘だけど)状況だと感覚が研ぎ澄まされるのかも知れない。
直後、携帯のアラームが鳴り始めてちょっとビビった。
ビビったといえば初日の2時頃緊急地震速報が鳴動して一瞬ビビり、それでも普通にそのまま走行してしまって地震には気づかなかったのだけれど、後に矢祭山駅前で蕎麦をいただいていたときにお店のおばちゃんが”ゆうべの地震は大きかったよねえ?”なんてな事をのたもーていて初めて結構大きな地震だったのだと知ったりしたものだったwww

たった15分、されど15分。
ものすごい勢いで回復した(つもりになった)わたしは、ガンガン回し(たつもりになった)、いよいよ西吾妻スカイバレーに入り、再度白布峠へと挑もうとしたのだけれど、とにかく暑い。
PC6を出るときに雨対策で着た冬物上着が鬱陶しくて仕方がないので脱ぎ、それでもサドルバッグには既にジャージが入っているので詰める余地が無かったので腰に巻き、上半身はノースリーブのコンプレッションインナー一枚と反射ベストという出で立ちで坂を登り始めた。
11060641.jpg
コレの色違い(白)

白布峠を登り始めると、どこにこんなに(とはいえ10人くらいか)隠れていたのだろう?と思うくらい前走者に出くわす。
”お疲れ様です!”声をかけつつ追い越してゆく。
途中トンネルの辺りでも数人が休憩中で”ハダカで走ってんの?根性あるねえ!”と声を掛けられる。
いやいや、シャツ着てるから。
往路に続き、復路も無事無着地でクリア。
ここでもシャシンを撮るタイミングを外してしまい、結局無し。
峠を越えて道が下りになったところで道端に停まり、腰に巻いていた上着に改めて袖を通し、シューズカバーも着用。
下りは絶対冷える。
予想通り相当風が冷たく、ノースリーブのままだったらとんでもないことになっていたに違いない(当たり前だ)

白布峠を越えたら後は楽なもので、真っ暗で見えなかったけれど桧原湖東岸を通り、五色沼をかすめてPC7に到着。
時間的なマージンは約45分。
パンク以上に複雑なアクシデントがあれば一気に吹き飛んでしまう時間数なので結構な綱渡り気分である。

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2023May23Tue

BRM604宇都宮600km(往路)-2/2 

2011.06.06 Mon 12:23  -edit-

【PC3⇒PC4(238.6km)】 12:54着

五色沼から桧原湖東岸をかすめ、今回のメインである白布峠を越える。
桧原湖はやはり西岸が美しいとしみじみ感じた。いや、東岸でも充分綺麗なんだけど。

11060615.jpg
桧原湖の手前、小野川湖の辺り。
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桧原湖東岸

11060640.jpg
白布峠のとっかかりはこんな感じののんびりした坂道。
ここからひたすら登り坂が続き、最終的には標高1,400mまで登って行くことになる。
意地でも脚を着かないつもりで登り始める。
普段から”登り坂嫌い!”と公言しているわたしではあるけれど、好き嫌いと勝ち負けは別の次元の問題の話で、たかだか地面の出っ張り程度に負けている訳にはいかないのである。
ところが登りも後半に差し掛かり、心身共にしんどくなってくると”風景が綺麗だから一枚撮ろうや。”とか”どんな坂だったか記録した方が良くない?”とか”花が咲いているし、せっかくだから新しいデジカメでマクロ撮影でも。”と、どうにかして休もうとする心の声とのせめぎ合い。
内なる声の誘惑にも負けずにようやく峠の頂に辿り着いたらそこはシークレットチェックポイント。
AJ宇都宮のスタッフさんが二人待機していて味噌汁を用意してくれていた。
コースやチャリに関していくつか雑談を交わして出発。雑談に気を取られてすっかりシャシンを撮り忘れ。
復路は深夜に通過だったし、結局往路も復路も白布峠のシャシンは一枚も無い。
登りの途中、白いランクル(たぶん)に乗ったおいちゃんに応援されて手を振る。
こういうのはとても気分がよくて嬉しい。

11060616.jpg 11060617.jpg 11060618.jpg
米沢に向かう途中にある(多分)不動滝

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水窪ダム:米沢市郊外にあるロックフィル式ダム。
ロックフィル式ダムは下流側から眺めてこそだとは思うのだけれど、ちょっと無理があったので上流側から。

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水窪ダム上流の水没林。

『大物』白布峠をどうにかこうにか攻略(?)し、次なる目的地は高畠。
交通量の多い幹線道路や人通りの多い市街地を避けて設定されたルートを辿り、米沢市の外周を回りこむように『ブドウマツタケライン』と銘打たれた広域農道を進む。
のんきなネーミングの農道ではあるが、コレまた坂が多くてアップダウンがきつい道である。
よくもまあ、こんなルートを選ぶもんだ。
こういうコース設定ができる人って間違いなくドSなのだと思ふwww

11060636.jpg
PC4にて
この辺を走っている頃には路傍の電光表示板は気温27℃を示していた。
ついこの間衣替えしたばかり(ウチの会社では一ヶ月前倒ししていましたが)だというのにすっかり盛夏ではないですか。
水分摂取量が半端じゃなかった。
どれだけ汗かいていたのだろう?
飲んでも飲んでも足りない感じ、ついでに言えば食っても食っても足りない感じまでしてた。

【PC4⇒PC5(295.4)】 16:02着

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高畠町『阿久津八幡神社』大鳥居
時間に余裕が作れれば、こういう所もじっくり観て回れるのにと思うともっと脚力が欲しくなる。

11060623.jpg 11060624.jpg 11060625.jpg
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上川市の南東部、楢下の街並み。
こういう所をのんびり散策できると嬉しいのだけれど、それはブルベ中では少々無理な話。
無理を通して道理を引っ込めるには脚力増進しか無い訳で…鍛錬しなきゃならんよねえ。


11060629.jpg
そうしていよいよ寒河江市に入る。
寒河江といえば東北自治区の首都になるのは2020年頃だったか?
2030年東北自治区
寒河江伝説 (ジョイ・ノベルス)
それにしては懸垂式モノレールが見当たらないwww
※作中では『積雪に対して強い公共交通機関』として懸垂式モノレールが建設され、駅が市内交通のハブになっている。

と、随分昔に読んだ小説を思い浮かべつつ走りぬけ、折り返し点となるPC5に到着。
11060630.jpg
ようやく道のりの半分を消化。

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2023May23Tue

BRM604宇都宮600km(往路)-1/2 

2011.06.06 Mon 10:11  -edit-

4月29日のBRM326千葉から一ヶ月が経過してやっと訪れた久々のブルベ
今回完走出来ればめでたくSR確定で、こっそり目標にしていた『ロードに乗り始めて一年でSR』が達成できる。
まあ、結局のところ人生それほど甘くは無かった訳で
それこそ人生色々なのだなあ と。

【前日~スタート】
出来れば午後、半日の有給休暇が欲しかったのではあるが、色々と事情が重なりそれも叶わず、残業をしないで定時で業務を切り上げさっさと帰ろうという目論見もアテが外れた。
オトナって色々面倒。
集合時刻の二時間前には現地入りして車の中で仮眠を取ろうと目論んでいたのだけれど、集合時刻が23時だというのにその二時間前の21時にまだ自宅にいるってどうなのよ?
しかもよりにもよって金曜日は早出だったので普段より1時間早く出勤していて見事に寝不足。
結局、スタート地点に到着したのは集合時刻を回った23時15分過ぎ、仮眠どころかかろうじて出走準備をまとめてブリーフィングに出席⇒スタートとあいなった。
11060601.jpg
スタート直前。

【スタート⇒PC1(48.4㎞】 2:05着
※カッコ内数字はキューシートによる積算距離

スタートはグループごと、五分刻みのウェーブスタートで第一Wが23時50分発、わたしは第三Wなので24時ジャストのスタート。
11060602.jpg
那須の辺り。
さすがに深夜0時過ぎ、金曜の晩(土曜未明)とはいえ車も少なく走りやすい。
先頭集団に付いて行くも、スタート30分で早々と前にも後ろにも人がいない単独走行となる。
小さなアップダウンがあるので坂道が不得手な貧脚はあっさり置いて行かれてしまう。

11060603.jpg
PC1:7-11那須関谷店
このPCで今回のブルベ一本目の『眠眠打破』を購入。

【PC1⇒PC2(98.5㎞)】 4:39着

眠眠打破がいい感じで効いていて、寝不足による体調不良をあまり感じずに快調にPC2に向かう。
途中、スタートから80kmを過ぎた地点で対向車線に反射ベストを着たブルベライダーとすれ違う。
途中ですれ違うはずのAJ宮城主催BRMの参加者は同じ時刻のスタートの筈だからいくらなんでも早過ぎる。
GPSとコマ地図を確認してみたら82,4km地点『大清水』を曲がり忘れたミスコース、ナビのコースアウト警告音をOFFにしてしまっていたお陰で気付くのが遅れてしまったようで、さっきの人とすれ違わなかったらどうなっていたのだろうかと考えると少々焦った。
11060604.jpg
『大清水』を曲がってしばらく行ったところ。
まだまだ薄暗い。

寝不足をドリンク剤の力を借りてごまかしている状態なので身体はともかく思考力がロクにまわっていないのがよくわかる。
コマ地図を見てもキャプションがコトバとして脳内に入ってきてくれない感じというか。
この辺は翌日更に顕著になって大問題を引き起こす。
11060605.jpg  11060606.jpg
PC2:7-11大信増見店
ここで既に二本目の『眠眠打破』を。ある意味禁断の領域w
結局帰路の高速道路運転中も含めて二日間で5本もの眠眠打破を流し込まれたわたしの胃袋は今回のブルベ中も食欲低下等の症状も起こさず(むしろ食い過ぎのきらいもあった)改めて頑丈さがありがたかったwww

PC2のコンビニではツバメがお出迎え。
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11060608.jpg
画面左上の『銀行』と書かれた看板のところに今現在使われている巣があって、新たに巣作りを始めていたのがコンビニのキャンペーン用横断幕の隅っこ。
これ、キャンペーン期間が過ぎても横断幕の撤去ができなくてお店の人は困るんじゃなかろうか?

【PC2⇒PC3(156.7km)】 7:47着

矢吹から勢至堂峠を越えて猪苗代湖畔に出る。
明け方の若干もやがかかって肌寒く爽やかな空気の中を走っていたつもりが、PC3に到着する頃にはまだ8時前だというのに夏日の日差しの中滝のように汗を流しながら自らの汗臭さにうんざりしつつ走る事になっていた、嗚呼。
夜間走行時は寒くて仕方がなく、防寒対策として冬用ジャケットとグローブ、靴のレインカバーという装備でしっかり固めていたせいもあるのだけれど。
途中で停まるのが面倒臭く(シャシンは撮るクセにwww)PCまで着替えを引っ張ったのが良くない。

往路ではまだまだ心のゆとりがある、撮ったシャシンの枚数が如実に物語っているしwww
11060609.jpg
勢至堂トンネル付近『馬尾の滝』
せっかく滝を眺めてもチャリでは一眼も三脚も持ち運ぶのが困難なのが唯一(?)の悩み。

11060610.jpg 11060611.jpg 11060612.jpg
朝方の猪苗代湖。
全体的にモヤがかかっていて対岸が見えないが、それなりに雰囲気があって気分が良い。
この辺を走っている頃、AJ宮城主催BRMの参加者数人とすれ違う。
手を振り、声をかけると言いようのない高揚感というか一体感のようなものを感じてこれまた気分がよい。

11060613.jpg
水田を水鏡に磐梯山を。

11060614.jpg
PC3:7-11猪苗代若宮店

往路2/2



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